海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2013.08.20.Tue.  瀬野川便り





8月18日 瀬野川のシジミ調査開始
1999年7月に瀬野川のシジミを確認したのが初めて
当時息子の夏休み科学研究で瀬野川の生物調査がきっかけ
早朝1時間30分掛けて海田町内の瀬野川を息子達と調べた
これを夏休み中、水曜日の朝、7回ほど行った

まだタイコウチやモンキマメゲンゴロウが生息していた
シジミは息子の友達、田中君が数個見つけただけ
テナガエビは抜け殻が1匹アッタだけ
あれから14年経過
浚渫工事終了した場所にシジミを見つけるとポケットに入れて、放流を繰り返した
2009年頃、1度だけ大量に増えた年があるが、度重なる上流の浚渫工事等の影響か
シルトが海田町内のシジミの生息地をヘドロで埋め尽くした
原因は定かでは無いが、砂の川と称されている瀬野川の川底はシルトで
埋め尽くされ泥川になった。
これでは生物は絶滅する
予感的中、シジミは全域全滅
毎年定点観測するが、ほとんど見かけることがない
伏流水が多い場所に少しだけ確認できた

昨年2012年7月の石原橋架橋工事でも調査したが全滅に近い
1年後の2013年7月に調査すると、もの凄いシジミが発生していた
川底は昔の砂の川瀬野川に戻っていた
やはりシルトが流され綺麗になっている

しかし、愕然することになる。
味噌汁で食すと、台湾シジミとの混成だ
海田西小学校4年生にも捕獲体験してもらう
その後、海田小学校4年生も捕獲調査
台湾シジミは特定外来種の指定を受けていないが、マシジミとの混成は良くない
これまで瀬野川のシジミ調査はされておらず、今回が初めての調査

8月18日午後5時から松前さん親子が調査に参加
夏休みの宿題も兼ねる
まずは私とお父さん、1年2年の娘4人で30分間約10uを
アメリナンレーキで、深さ約10cm掘り起こす
後はひたすらシジミを手で取る
その合計を調べ、自宅であく抜き
そして味噌汁で食し、台湾シジミとマシジミの割合を弾き出す。
マシジミは殻の内側が白、台湾シジミは紫
マシジミとの混血は白と紫
外見では判別できない


私は220個ほど持ち帰り
1個あたりの平均重量
種類の割合を調べた
これこそ、10年後20年後の瀬野川バロメーターになる事だろう
別に台湾シジミが悪くてマシジミがエエとは言わない
誰かが調査していないと破壊されることに気づかないと思う
まーマシジミが増えれば嬉しいが(うま味が多いのがマシジミ)

8月5日 加藤春樹、勇気君達との瀬野川調査も無事終了
彼らにも瀬野川シジミを食してもらう
すると「ブチ美味いです」とメールが入る
彼らがきっと瀬野川を守り続けると期待する