海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2013.08.27.Tue.  瀬野川便り






シジミのことについて

 やっと復活した瀬野川シジミ。
これがホンマブチ美味い!!

この夏、本気で調べることにした。
最近、台湾シジミが日本シジミを、脅かしているとのマスコミでの呼びかけ?
特定外来種の指定を数年後には受けるかも?

その前に、ホンじゃ、瀬野川のマシジミはいつから少なくなったのか?
これは、一番最初に気がついていないから誰も分からない?

そこで松前親子と8月18日に採取したシジミを味噌汁で炊き食した
殻の内部が目視できる

すると3種特徴が見分けることができた。
まずは
内部が真っ白で付け根に紫色のスジが左右にくっきり見かけることができるシジミを
カネツケシジミ1Group、

内部がほぼ紫色で、貝殻の縁が黄色
これを
台湾シジミと似ているとして2Group

内部が白く、縁が紫をマシジミ3Groupと仮定して調べてみた
すると画像の割合になる

しかし、知り合いの学者に同定してもらいたいとお願いすると、
「DNAを調べないと分かりません」
あきらかに特徴があるのに?分かりませんとは?
しかし、雌雄も分からない、成長時期の特徴かも?と様々な問題が浮上
そしてマスコミが揶揄している、タイワンシジミ、と日本産のマシジミ
これを調べてどうするの?


マシジミ、これ自体が完全な日本固有種とも限らない。
そして宍道湖の大和シジミも日本固有種とも限らない
文献には江戸時代、すでに大陸産シジミと交配していた可能性が多いとか?

 ホンじゃナンのために、こんな種類の分別をしているのか?
マー少しは、純国産がええと優越感を味わいたいだけかも?

原点に戻り、タイワンシジミや、カネツケシジミ、マシジミと分けなくても
シジミが増えたことには間違い
生物多様性環境を残そうと、動き始めたから様々な生き物が増えてきた
それだけで十分ではないか?原点は生物多様性環境を残すこと!!
また、地元の子供達が味わうことができたから最高じゃないか

広大な地球に棲む生物、人も白い肌の人もいれば、黒い肌の人もいる
言語も多々ある。それで何ら問題は無い
おかしいのは、それを分別して優劣を付けようとする心がイケン
宮島トンボがいて八丁トンボやアキアカネがいる
それをあれは駆除、これは保護と決めること自体がいけないと思う。

私は幼い頃から、なんで国があるのか、なんで言葉が違うのか、
なんで肌の色が違うのかを時々思っていた。
大人になり、自分なりに納得したのが、
「優位を維持したい気持ち」
これが私なりの結論
釣りも同じ、人間にはエエ場所は独り占めしたいと思う心がある事

人が誕生してやがて子孫が増える。
すると食べ物が多い土地を守ろうとする
ソー「あっちに行け」だ
その心で分散していく。敵を作る事になる
やがてその敵から守るために助け合う。
それが国となり人種となる
温暖な土地に住む人は、食べ物に困らない
極地に棲む人は生きるために蓄え、そして捕獲する技術も進歩する

もし、みんながわけあえば、争いや略奪など起こらない。
シジミも同じ
そこに棲む生き物が混ざり合うことは自然界では避けられない
固有種の保護も必要だが、わざわざ駆除することは無いと思う


まー私の活動が、敵視される言動の中で一番注意しなければいけないことは、
わざわざ固有種を絶滅に追い込む、
有害な外来種の持ち込みはダメと言うこと。
私たちが植栽している花は特定外来種ではありません。
瀬野川のシジミも元々少しいたシジミを守っただけです。
アージャーコーじゃと言うなら少しは身近な川を保護してみてください。
別に大きな団体に属さないでも、ゴミ拾いなどできるはず。

瀬野川には沢山のシジミが増えてきました。
時間があれば遊んでください
そして少しだけ自然の恵みを頂いてください。
きっと美味しいとつぶやくことでしょう!!

PS、シジミは生きた浄水器と称されます。
1個のシジミが24時間で1Lほど浄化します。
2枚貝はほとんどが浄化します。
これは植物性プランクトンを取り込むので水が綺麗になります。
瀬野川には数億個(それ以上)のシジミが生息しています。
毎日24時間浄化しています。
東京湾などの浄化にも2枚貝を利用しています。

タイワンでもカネツケでもマシジミでも同じ浄化能力を持ち合わせています。
味も3種食しましたが何ら変わりません
美味いですよ!!