海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2016.6.17.Fri.    瀬野川を楽しむ会 探索会便り




 瀬野川を楽しむ会 便り

  2016/06/16海田小学校4年生 瀬野川探索会!!

 この日は海田小学校4年生70名ほどを瀬野川探索会でサポートした。
クラーク国際記念高等学校から30名、広島大学生物生産学部海野研究室10名、
広島市立大学情報科西研究室10名の皆さんがサポートしてくれた。

 なんせ、瀬野川の探索会、16年目に入るが、当初は、現在の海田町の西田町長、
釣り仲間の岩田会長、海野先生、岩本さん、永井さんなどでサポートしていたが、これがブチ大変!!
なんせ当時、生徒が100名ほどいる。
そのサポートを、5.6人でこなしていた。
ガラス瓶の破片や金属片などは撤去するどころか、毎年蓄積していた。

クラーク国際記念高等学校の西原先生と共鳴して、瀬野川のゴミ拾いを始めた
全て、参加する子供達が安全に学習できる環境を整えるため。
その甲斐あって、今年はホンマ、ゴミが少ない!!物足りないほどだ!!

 この日、午前4時に起床して、気象レーダーを開きながら、朝からの小雨で中止か決行かを迷った。
70名ほどの生徒をサポートするには半端なことではできない。

 前夜、降雨は無い!!気温も暖かい!!起床レーダーは午前10時過ぎには止む感じだ。
ここで中止を伝えると、予備日も快晴とは決まってない。
水位は平水、水温もOKなので決行する事にした。

 午前6時30分 海田小学校からの電話
「10時30分頃には、小雨になりそうですね!」「Hoじゃね!!やりましょ!!」
「もし、途中雨が強くなれば中止!!」「傘は持参する」事で決まる

 海田町の株式会社渋谷塗装店からの協賛金で買い足せた、網やバケツなどを積み込んで現地に向かう。

 直ぐにクラーク国際記念高等学校西原キャンパス長や学生達も来た。
広島市立大学情報科吉田名誉教授も到着
広島市立大学情報科西教授と学生達も到着
広島大学生物生産学部海野准教授と玉ちゃん達も到着
総勢!!50名ほどがサポートに駆けつけてくれた。
海田小学校の4年生は70名ほど
50名のサポートなら見失うこともないし、手伝いはできる

 今回は2班に分けての探索会
シジミグループは、クラーク国際記念高等学校の皆さんがサポート
ガサガサグループは、広島大学生物生産学部海野准教授達と
広島市立大学情報科西教授、吉田名誉教授研究室の皆さんがサポートしてもらう。

 午前10時海田小学校の子供達がやってきた
注意事項を話して直ぐに案内する。
瀬野川に入った子供達は大喜び
水温も昨日と変わらない
これなら大丈夫

「子供達に寒くない?冷たくない?」と聞くと「全然!!」と張り切っている

 いきなり、カジカ、ドンコ、ウキゴリなどの希少種も捕獲成功
さらに、もう一つの目的
瀬野川シジミの採取
2年前石原橋を工事した周辺が一番シジミが多い
これも生物多様性を考慮した工法のおかげ!!
海田役場建設課の人達が全面的に協力してもらった!!ありがたい
子供達がその恩恵を受けています。

2組の子供達が必死にとってナンとバケツ一杯のシジミを採取した。

1組と2組に分かれての探索会なので中間で入れ替わり

今度は1組がシジミ採取2組がガサガサ
2組の子供達にもカジカを捕獲してもらえれば、思い出になるはず
しかし、このカジカ、広島県の絶滅危惧種1に指定されている魚
2004年頃 夏休みの科学研究でやっと1匹ほど採取できた魚
最近、数匹は見かけることができるようになったが、容易くは見つける事はできない

そこで、ガサガサのDemonstrationをしてみせる。
すると、広島大学生物生産学部海野准教授が「中村さん、捕れたよ!!」と言いながら網を見せてくれた
ナンとそこには、カジカの稚魚がいた。さすがだ!!
これで子供達は一斉に川に入りガサガサを開始
次々に捕れる魚やヤゴに大喜び!!
採取した魚は父兄が撮影をしてくれる。
これで瀬野川の図鑑ができる。

 午前11時過ぎ、探索会は無事終了した
今年も怪我人0
子供達に感謝を述べて解散した。

 そー怪我させたら、この活動は終えると決めている。
子供達に私が「ありがとう」を言うのはそのため
一人でも怪我すると私の判断が悪いから!!
いつ事故が起きるかもしれないが、安全対策は多ければ多いほど無駄にはならない
一番の安全対策は、子供達自身がルールを守る事、そして一人より二人の目!!監視助言すること。

 1カ所鉄筋が埋まっている場所がある
これが垂直に40cm程むき出しになっている場所がある。
ここは近づけないようにした。

これは重機でないと持ち出せない!!
海田役場に連絡する。

 昼からはTSSのNewS番組の収録がある。
海田町の宝発見を教えてくださいとのこと。

 間違いなく、海田町の宝は瀬野川
建物や公園などではなく、自然豊かな瀬野川だと説明した。
そこでとっておきのParadiseに案内する

 ここは不便なので、探索会では案内する場所ではないが、私が探した一番のParadise
全ての生き物がこの場所に集結しているようなParadiseだ

Female Announcerと一緒にガサガサをしてみる。
するとチチブばかりだが、ここは絶対カジカがいるはず。

 一緒に網を構えて、ガサガサゴソゴソする。
網を揚げると、ナンとカジカが7匹ほど捕れた
しかも全部稚魚!!
2004年の時は稚魚は捕れず、生魚1匹だった
それから12年過ぎたら、稚魚がたくさん採取できた。
成魚と稚魚の違いは、海野先生から教えてもらった。

 「中村さん、成魚しかいない環境は終わりに近づいているんよ」
「稚魚が多い環境は残す事ができる自然ナンよ!!」
当たり前と思うが、実際にその意味が分かった!!

 TV収録なので大声で騒ぐと顰蹙を買うので小声で「やったね!!」
Announcerは「これですか!!瀬野川の宝は!!」「エエそうです」
しかし、実感がわかないwhy?
そこで
「例えば、海田町を歩いていると、いきなりMichaelJacksonに出会った感じです」
「しかも7回も」と説明するとやっと意味が伝わった感じ

 「しかも、女性アナウンサーでカジカを採取成功したのは日本ではあなたくらいよ!!」
「エ〜そーなんですか!!」「多分」

 これからは「カジカアナと呼ぶよ!!」
「ついでに名刺にカジカアナとルビを入れてください」
「私が公認します」というと照れくさそうにniyaniyaしていた。
カジカアナ!!Congratulation!!

この模様はいつか分かりませんが放送されるでしょう!!

 PS 小雨の中の探索会
「雨の中、瀬野川に入れて誰なのか!!」と言われるかもしれないが、
前夜の雨なら例え晴天でも中止を伝える
強雨なら間違いなく中止を伝える
水温低下なら中止を伝える
クラーク国際記念高等学校、広島大学生物生産学部海野研究室、広島市立大学情報科西研究室の
皆さんのサポートができないScheduleなら絶対に中止になる。

危険物の排除をして、安全確認をして案内している。
一番良いのは、夏休みを利用しての探索会ができれば最高だ!!