海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2016.7.11.Mon.    瀬野川探索会 便り


瀬野川の魅力説明

蛍保護活動

2000年から継続している、蛍の餌となる、カワニナを子供達と採取して、
海田町のからたに川と三迫川に放流しています。
きっかけは、2000年頃、「蛍が飛んでいたよ」の会話からです。
地元に人達に聞き取り調査したところ、「少しは乱舞するけど、昔はたくさん飛んでいた」
ならば可能性があるはず。

それから毎年、カワニナの産卵時期である、6月から7月に採取した、
カワニナを上流の草木が残る場所に放流しています。
今年も5月25日頃から6月10日頃に蛍の乱舞を見ることができました。
海田町も草刈り時期を少し遅らせ繁殖活動を見守ってくれています。

PS、蛍は蒸し暑い午後8時30分頃に、栃木橋周辺で見かけることができます。
見学時、足下に注意してください。また車の往来にも注意してください。
産卵活動で輝いています。
採取して観察は良いけど、必ず元の場所に放してください。
持ち帰りはしないでください!!

河川掃除

瀬野川探索会を行う上で、一番重要なのが危険回避
目視できる、危険物、ゴミなどを拾い集めることで、探索会も継続できています。
クラーク国際記念高等学校の協力でこれまでに自転車、家具、流木、雑誌、下着
そのほかの空き缶、ガラス片など探索会を行う周辺、海田駅前、主に河川内掃除を行っています。
海田町の玄関前である、瀬野川に自転車などの投げ入れがあると、とても不快に感じます。
学生達の協力で綺麗にしています。

瀬野川の生き物たち

1995年頃から採取撮影した、瀬野川水系の生物を図鑑にしています。
また、クラーク国際記念高等学校の環境学習の一環で定点観測を2005年頃から毎年行っています。
瀬野川シジミやマハゼの調査で、環境の変化を調査しています。
図鑑の作成には、社団法人 瀬戸内海環境保全協会様にご協力をいただきました。
これにより今まで調べきれなかった魚類や水生生物をまとめることができました。

植栽活動

瀬野川河川敷と海田町内の空き地には、アレルギー植物が蔓延しています。
この対策には、アレルギーが無い和める植物を植栽することが最適。
河川敷には、土壌改良できる、ストロベリーキャンドルを主に植えました。
この植物は、空気中の窒素を根に貯める性質があります。
植物の3大栄養素の、窒素、リン酸、カリの窒素を取り込む植物です。
これで河川敷を強固に守ることができます。
現在、河川敷は、ホソムギが主体ですが、
5月から6月の開花時期にアレルギー物質の花粉をまき散らします。
ウォーキングで健康を呼びかける瀬野川河川敷がアレルギー植物で覆われると、
健康増進はできません。
なお、ホソムギの健康被害は日本全国に広がっています。
増水時、護岸を守るために植栽されている植物ですが、今後は、開花前に除草する事を望みます。
また、行政が健康被害を減少さす為に協力をしてもらえれば良いと考えています。

治水前の環境調査

2年前の瀬野川石原橋袂の補強工事では、海田役場の職員、広島市立大学情報科吉田研究室、
広島大学生物生産学部海野研究室の学生達と工事前の環境生物調査を行いました。
シジミや魚類の特定もできました。
また、環境保全型の工法を取り入れ、生物多様性環境も考慮した工法で、
翌年には多くの生物が生き残りました。
2016年の海田小学校、西小学校探索会も石原橋袂周辺で行い、
希少種である、カジカやウキゴリ、ドンコなどの採取確認撮影できました。

瀬野川を楽しむ会 代表 中村幸春

2000年6月

子供達に見せてやりたい、瀬野川の素晴らしさ
「治水が大優先だけど、生物多様性環境も一緒にできないか?」
と、思いつきで始めた瀬野川保護活動
マスコミや行政、地元住民、教育機関などに重要性を訴えて
協力を求めた。
少しずつだが、生き物が増え始めたのが2005年頃
カジカやウキゴリなども増えてきた。
そして2010年ゴクラクハゼも採取撮影成功。
これは1980年代以降は見かけることだできない希少な魚
保護活動と治水工事が融合した素晴らしい工法が効き始めた。

そして毎年子供達にありのままの自然を体験できる河川として蘇った。

広島県、海田町、各企業からの支援、クラーク国際記念高等学校、
広島大学生物生産学部海野研究室、広島市立大学情報科西研究室、
吉田名誉教授がサポートしてくれた

マスコミ

新広島TV、中国新聞社、ケーブルTV、NHK の協力で瀬野川活動を広める事ができています。
取り上げてもらえることで、賛同を得ることができ、多くの人々から協力してもらえる事ができました。
活動はいつでも誰でもできます。しかし、世間に呼びかけるには、マスコミの協力があるからできます。
沢山の応援のあるけど、誹謗中傷もあります。
今は、自然豊かな瀬野川ですが、一番大切なのは治水でです。
人々が安全に生活できる環境こそ最優先!!
しかし、すこしの努力とアイディアで生物多様性環境も残せることが証明できたのが一番良かったと思います。
瀬野川を楽しむ会の活動を周知できるのもマスコミ関係者の協力があるからです。

おかげで怪我もなく継続できている。

植栽の種子代金や、除草作業とても個人ではできない。
多くの人々や企業が賛同してくれている。
全部子供達の為、未来の人達のため
今しなければいけないことを、今する人間にならなければだめだ.

みんな生きていくことだ精一杯、企業も現状維持することだけでも精一杯
学生達も学校もやることはたくさんある。
しかし、賛同してくれた人々、愚痴も言わず、手弁当で参加してくれる。
みんな海田町の瀬野川の素晴らしさを残そうと動いてくれている
人が動くことで、働くを読む。
若いときは、手足を動かせ、年取れば頭を使え、最後の最後に金を使え
これは極論だが、言いたいのはできる事で参加すれば良いし、今残さないといけないことがある。

多くの学生達のサポートで怪我もなく瀬野川探索会も継続できている。

地元企業の協力で様々な用具や植栽代金も捻出できている。
全て未来の人に!!


瀬野川を楽しむ会の活動は皆さんのご協力で活動ができています。

広島県、海田町、クラーク国際記念高等学校、広島大学生物生産学部海野研究室、
広島市立大学情報科西研究室、社団法人 瀬戸内海環境保全協会、
国際学院サッカー部、東洋造園株式会社、麒麟倉庫株式会社、
有限会社渋谷塗装店、伏見建設株式会社、広島経営センター、
広島双葉ライオンズクラブ 公益信託サニクリーン広島環境美化基金、
広島銀行株式会社 鴻治組  洋伸建設梶@横山建設株式会社