海田町の宝、瀬野川 〜 瀬野川を200%楽しむ!
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瀬野川たんけん

2019.01.21.Mon.    瀬野川を楽しむ会 便り

瀬野川を楽しむ会 瀬野川便り 2019/01/21

 2019年1月から浚渫工事が始まった。
今回の浚渫は、今までに無い規模の大工事

今の瀬野川には砂泥が2mから3m堆積して少しの雨でも氾濫する危険性がある
昨年の7月6日7日規模の降雨となれば危険すぎる
そのことは、重々把握している。

しかし、(と言えないけど) 今まで多くの生き物が生息していた中州や
草木の茂みは全て取り除かれる。
瀬野川には 絶滅危惧種もたくさん生息している。

淡水魚では カジカは 広島県ではAランクの絶滅危惧種、アカザも同じ
ドンコやオヤニラミ、ウキゴリ、スッポン、ヤマトシマドジョウも棲んでいた
日本イタチや、ヌートリア、カワセミ、ハシビロカモ、、ほ乳類や鳥類も確認できていた。
昨年の今頃は、休みの昼過ぎには瀬野川の散歩と撮影が日課

カワセミもホンマ驚くほどの近距離で撮影できていた
オイラが勝手に思ったのは、カワセミや日本イタチが「見てくれ」と言っている感じ。

 ホンマ、嘘みたいにカワセミが来るかなと思った場所、いつも目の前に止まる
綺麗な姿を何度もShutterを切った。

ヌートリアも目の前で水草をムシャムシャ食べている光景を撮影できた
食べている水草は、環境省から特定外来種で嫌がらている、オオカナダモ
言い方を変えれば、オオカナダモを除草しているのが、ヌートリア
さらに渡り鳥の オオバンや、ハシビロカモなどが補食している。

ホンなら 環境省が公開している、オオカナダモが一番悪くて環境を壊しているのか?
日本には水草は非常に種類が少ない
有名なのは梅花藻くらい
コレは大切に守られているが、オオカナダモは除草対象

しかし、梅花藻と同じ浄化能力の優れている、光合成をする水草

この水草が増えると、流速を妨げると言われているが、
水は浄化してくれるし、酸素も供給してくれる
さらに冬場は、渡り鳥が主食としてムシャムシャ食べている。

オイラの言いたいことは、全部繋がって生きていると言う事
オイラが「中州を残してください」と言い続けても、
「洪水が起きたら誰の責任や!!」「お前が責任取れるのか?」と言われるのがオチ
ホンマは中州があるから普段の流速が早まり砂泥が堆積しない安全な河川になる事
中州があるから、水が浄化して安全な飲料水を得る事ができると言う事

ヌートリア、渡り鳥がいるから、オオカナダモが少なくなり、
オオカナダモが繁殖しているから、水が浄化されていること。
2000年6月から言い続けたけど、今回の水害はホンマ酷かった。
そして、今回の浚渫工事もオイラから言えば、ホンマ容赦無い工事になる。
少しでも浄化できる中州が残り草木が残ればエエけど

2000年から地元の子供達の総合学習で案内している、
石原橋周辺の中州が、なぜか草木だけ切り取られまだ残っていた
もしかして、此所だけでも残してくれるのかな?

もしこの中州が残れば、間違いなくカワセミが止まり、
ヌートリアが棲み着き、手長エビやウナギが潜むことになるはず
オイラの役目は、例え全てが無くなっても、またオオカナダモが増え、
エビやシジミが増えるように少しだけ手を添えること。